ハイレゾ&ノイキャン対応で一万円!Anker Soundcore Life Q35 レビュー
Googleのおすすめ記事一覧を見ていたらAnkerが安価なヘッドフォンを発売したって記事を見つけて気になり購入しました。
今回は手持ちのApple AirPodPro、ロジクールG633sと比較したいと思います。
最終更新2021年8月3日
・スペック表
AirPodsPro | G633s | Q35 | |
価格 | 30,580円 | 17,270円(8,523円) | 10,990円 |
イヤホン・ヘッドフォン | イヤホン | ヘッドフォン | ヘッドフォン |
有線・無線 | 無線 | 有線 | 両対応 |
コーデック | SBC・AAC | SBC・AAC・LDAC | |
ノイキャン | 対応 | 非対応 | 対応 |
G633sの括弧はAmazonの価格です。かなり前から1万円以下でロジクール公式サイトの価格より安くなっています。
音質はひとまずおいておいてAirPodProとのノイキャン比較をしてみたいと思います。
ただ、価格差が3倍もあるのでそこは考慮したいと思います。
・開封の儀!
ということで開けていきます。
散らかっててごめんんさい(;´∀`)
今回は発売セール価格で1万円以下だったAmazonで買いました。
以下にリンクおいておきます。
どうやらQ35は有線・無線どっちでもハイレゾ再生ができるみたいですね。
あとQ30よりノイキャン性能も上がっているみたいです。
僕は持ってないですけど(´・ω・`)
オープンザ・プライス
なんか箱の中に箱が入ってました。
ヘッドフォンを持ち歩くときに使うのかな?
質感はいいです。チャックも開けやすい。
見た目はこだわらないのでこれでも十分いいです!
こだわる人が見たら安っぽく感じるかもしれませんね。
付属品です。
充電ケーブル(USB A to C)、3.5mm オーディオケーブル、航空機用のアダプタ
駆動時間が40時間もあるので飛行機での移動でも使えるよってことですね。
ちなみに箱にはこんな感じで入っていました。
・駆動時間
・AirPodsPro
一回の充電で最大4.5時間の再生、最大3.5時間の通話
ケースで充電しながら24時間以上の再生、18時間以上の通話
・Soundcore Life Q35
最大38時間(LDAC使用かつノイズキャンセリング使用)
最大40時間(ノイズキャンセリング使用)
最大60時間(通常再生)
・ノイキャン性能
ではノイキャン性能を見ていきます。
テスト環境は自分の部屋でエアコンが付いています。YouTubeで動画再生しつつ、カチカチうるさい青軸のゲーミングキーボードを叩きながらテストしたいと思います。
・AirPodsPro
まずはイヤホンで何も再生せずにテストしました。
エアコンの音は完全に消え、YouTubeの音、キーボードの音は半分くらい小さくなりました。
まぁ完全な無音になったらそれそれで困ります。耳鳴り持ちなので。
次に音楽を再生しながらテストします。
普段出かける際はノイキャンで音楽を聞いてるのでこれで音が聞こえなければ優秀です。
AppleのiPhoneに付属している音量計測ツールで測って55dBで音楽を聞いています。
結果としてはYouTubeの音は聴こえなくなりましたが、タイピング音は2割くらいの音で聞こえます。
Sonyのイヤホン持ってないですけどおそらくイヤホンの限界がこれくらいなんだと思います。
実際有名インフルエンサーの評価を見てもSonyのヘッドフォンの方がノイキャンの効きが良いと言っています。
・Soundcore Life Q35
まずは音楽を再生しないでのテストです。
エアコンの音は完全に消えますが、YouTube、タイピングの打鍵音は結構聞こえます。
まぁ、1万円なのでこんなものですね。本当に音を消したいなら3万円以上のいいやつ買いましょう。
次は音楽を再生しながらテストします。Apple純正品ではなく、先程のツールだと計測ができないので耳で聞いて同じくらいの音量でテストしました。
打鍵音はこっちのが気にならないですね。YouTubeの音はこっちのが聞こえます。
・試しに両方つけてみた。
AirPodsProの上にQ35つけたら最強何じゃね!?
とバカな発想で両方つけてみました。
結果あまり変わらないばかりかAirPodsProの接続が不安定になり一時切断されました。
・外部取り込み
ノイキャンと一緒に搭載される外部取り込みモード
仕組み的にはよく似てるから一緒に搭載されるんでしょうね。
こちらも比べてみました。
・AirPodsPro
最強です。つけてないように聞こえます。
有名インフルエンサー見てもここまで自然に外部の音を再生できてるのはAppleだけなんじゃないんですかね?
普段使っていても普通に人と会話できます。
・Soundcore Life Q35
AirPodsProほどではないですが聞こえます。
低音が再現できてないですね。キーボードを叩いても高音の部分が残って低音の部分が聞こえないです。完璧ではないですが値段を考えれば妥当でしょう。
・音質比較
検証①曲はYouTubeMusicPremiumのsecretbase ~君がくれたもの~(10 years after ver.)です。
検証②ハイレゾ検証のため、AppleMusicのBeautiful tomorrowを使います。
日本オーディオ協会が定める24bit96KHzを満たしてる音源です。
今回はイコライザは一切使わずデフォルトの音で比較しています。
・AirPodsPro
検証①
接続はMacbookAir(M1,2020)で32Bit(浮動小数)48.0KHzで出力しています。
AAC接続以上の音質は対応してないのでハイレゾは非対応です。
至って普通(自分がAppleの音に慣れてしまった可能性もある)
フラットですね。
検証②
まず曲がハイレゾロスレスでもAirPodsProはハイレゾロスレス再生をサポートしていません。Bluetoothは高速通信ができないのでAACではハイレゾ再生がでないです。
これを基本とします。AirPodsProの最大限の高音質で特に評価はしません。
・Soundcore Life Q35
検証①
接続はOppo Reno 3AにLDACで接続しています。
出力は32Bit96.0KHzです。
AirPodsProに比べると低音が強く個人的にはAirPodsProの方が好きです。
まぁ、アニソンはイヤホンの方がよく聞こえるのはよく言われますが(;´∀`)
ここらへんはイコライザでゴニョゴニョすれば改善できるかと思います。
検証②
接続は検証①と同じです。
うまく説明できないですけどAirPodsより明らかに聞こえる音が違いますね。
SonyのサイトにあるようにAirPodsProより迫力があります。
次は有線で試してみます。
検証①
接続はメインPCのフロントイヤホン端子
高音質化は特に図っていないです。
出力は24bit192KHzです。
スペック上はBluetoothが20-20KHz有線が16-40KHzとなるのですが凡人には違いがわかりませんでした。
検証②
接続はMacbookAir(M1,2020)
出力は32Bit(浮動小数)96KHzです。
結果は無線と同じです。有線と無線の違いは凡人にはわからなかったです。
細かく聞けば有線のが音質がいいと思います。
・G633s
検証①
接続はメインPCのUSB
出力は16Bit96KHz
低音はQ35ほど強くなく全体的にビットレートが低いからか解像度が低く音が荒く感じます。あくまでゲーム用のヘッドセットですね。
検証②
Windows版iTunesはロスレス非対応のため検証不可能
・(おまけ)Marantz M-CR611 + DALI ZENSER 1 + Yamaha NS-SW050
検証①
メインPCから光デジタルケーブルで24Bit192KHzで出力しています。
M/Bは MSI Z490 Gamingplusです。
最強です。
検証②
Windows版iTunesでロスレス再生できるようにしてくれ( ;゚皿゚)ノシΣバンバン!!
・操作性
左に電源とノイキャンモードボタン右に再生停止、音量+-が付いています。
ただ次の曲と前の曲が音量ボタン1秒長押しなのでここは一般的な再生停止を2回、3回押しにしてほしかったです。
また、右の耳あて部分に手をかざせばノイキャンと外部取り込みを切り替えれるので急に話しかけられても大丈夫です。(ヘッドフォン外せばいいだけの気がしますが)
・まとめ
1万円という値段を考えればかなりいいと思います。
ノイキャンがどんなのか試したいと言う方は買って損はないと思いますよ。
在宅で仕事してる人も外の音を聞かなきゃいけないときや逆に外の音を聞きたくないときに使えるかと思います。
他にも検証してほしいことがあればどうぞ、可能な範囲で試そうと思います。